子どもが出来た!子供が生まれた!
我が子の全てを記録したい!とカメラを新たに買うママ、パパさんも多いと思います。
私は、昨年、娘が生まれまして、それはもうHDDがパンパンになる勢いで撮影しております。
もともとカメラは趣味で持っていたので、新規に購入したということではないのですが、子を持ちカメラに対する考えもガラリと変わりました。
ママパパさんのブログを見ると、同じような考えの方がたくさんおり、そういった意見を踏まえながら、今後、子を持ち、カメラを始めたいと思っている方の参考になればと思います。
私自身からの目線ということで、“パパカメラ”としましたが、ママさんにも参考になると思いますので、よろしくお願いします。
目次
撮る前の心構え
赤ちゃんはどう撮っても絵になります。子どもも然り。
予測不能な行動は、被写体としてのポテンシャルがずば抜けて高いです。
ただ、子どもの表現には何かしらの意味があることがあります。
泣いていれば、オムツを変えたり、ミルクをあげたり。
勿論、ただ泣いていることもありますが、ある程度大きくならないと喜怒哀楽の常識が通用しません。
写真を撮影する前に、“パパ”であり、“父”であることを忘れず、育児をメインに考えることが大事です。
「そんなの当たり前じゃん!」
当たり前なのですが、写真を撮りたい!という気持ちと、そんな状況ではない!といった事態が絶対に起きます。
何を優先すべきかをキチンと理解していないと、ママのお怒りを買うことになるのでご注意を。
こういった当たり前のことを事前にあらためて知ることでカメラ選びにも影響してくるので、色々なママさん、パパさんの育児ブログ等を読んでみることをお勧めします。
子どもが出来たらカメラを始める
趣味で普段から写真撮影している方なら良いのですが、子どもが生まれたら毎日が戦争です。
絞りだシャッタースピードだなんて勉強している暇も与えません。
なので、子どもが出来た時から、カメラを始めてみることお勧めします。
そうすれば、子どもが生まれたころにはある程度撮影出来る腕になっているはずです。
また、妊娠、出産ほど人生の神秘的瞬間はないので、記録として残しておくと良い思い出になります。
ただ、妊娠中のママは“かなりデリケート”です。
育児同様、ママのケアを第一に、同意を得た上で、写真撮影をしましょう。
カメラの種類を知る
いざカメラを選ぼうと思っても、たくさんあるし、どれを買ったらいいかわからないですよね。
高速連写だ、高画素だ、高感度に4K動画だ……、最近のカメラは高機能且つ多機能なものが多いので、カメラが好きな方でもどれを選ぶのが良いのか一苦労するほどです。
結論から言うと、ここ最近(去年から今年にかけて)発売されたものなら、どれを買っても綺麗に撮影できると思います。
なので、予算はどれくらいかということが一番重要になってくると思います。
ただ、発売して間もないカメラは往々にして高額です。そして新型が発売されると、型落ちモデルは値下がります。では、型落ちモデルはダメなのかというと、そうではありません。予算と相談していくと、どうしもて型落ちモデルも検討せざるを得ない状況になると思います。
つまり、結局、世に出ているカメラの中から“自分に合った”カメラを選び抜く必要があるわけです。
その為の最低限の知識を書いていきたいと思います。
カメラの種類
デジタルカメラの種類は、
・コンパクトデジタルカメラ
・高倍率ズームデジタルカメラ
・ミラーレスデジタル一眼カメラ
・デジタル一眼レフカメラ
に大きく分けられます。
コンデジと高倍率ズームデジカメはレンズ一体型、ミラーレスと一眼レフはレンズ交換式になります。
ミラーレス一眼と一眼レフの違いはその名の通りミラーがあるかどうか。
ミラーが無い分、ミラーレス一眼は一眼レフカメラよりボディの厚みが薄く、コンパクトなモデルが多いのが特徴的です。
上記のカメラの種類に加え、カメラにはもう一つ重要な「センサーサイズ」というものがあります。
センサーサイズの特性を知る
「結局カメラのお勉強をしないとなのね」と思うかもしれませんが、センサーサイズは重要。
ただ、そこまで深く突っ込んで理解する必要がないので、簡単な特性だけ掴んでおけばOKです。

デジタルカメラは光をレンズを通してセンサーに取り込み、電気信号に変え写真としてモニターに写し出します。
このセンサーのサイズが変わると、性能も変わってきます。
上図からわかるように、
1型 < Micro 4/3 < APS-C < フルサイズ
といったセンサーサイズになります。
つまり、この中で、フルサイズはとても大きなセンサーということがわかります。
センサーのサイズが大きいということは一度に取り込める光の量も多くなります。
写真はこの光の量が多ければ多いほど、写真としての情報量が多くなり、クリアで綺麗な写真になるのです。(実際はもっと細かな要因がありますが簡単に説明しています)
また、光を多く取り込めるので、暗い場所での撮影にも強くなります。
ただ、センサーサイズが大きくなると必然的にボディが大きくなります。
それに合わせて、レンズも大きくなっていきます。
価格も絶対ではありませんが、センサーサイズが上がるにつれ値段も上がっていきます。(特にレンズ)
まとめると、センサーサイズが大きくなるにつれ、
・クリア(情報量が多い)
・暗所に強い
・ボディやレンズが大きい
・高価格
といった傾向になるということです。
家電量販店のカメラコーナーでカメラの種類を見てみると、「APS-C」や「フルサイズ」などと書かれているので、大きさや価格などを比べてみるといいと思います。
フルサイズ=絶対王者という考えを捨てる
上記の「センサーサイズ」の特性を見るとフルサイズが一番良いじゃん!と思いますよね。
カメラをそんなに詳しくない方でも“フルサイズ”が凄いという認識があると思います。
勿論、カメラ好きな方でもいつかはフルサイズ!と目標にされる方も多いです。
事実、フルサイズ機は最高の写りを見せてくれます。
でも、フルサイズ機が絶対、あなたにとってのベストカメラかどうかはわからないのです。
それはなぜか。
良いボディを活かすも殺すもレンズ次第と言われるほど、カメラではレンズも重要です。
フルサイズ機はレンズも少々高額。つまり、フルサイズのカメラを持つということは、それなりに予算がかかるということです。
一般的にサイズ感も大きくなるので、持ち出しやすいサイズなのかどうかも重要な要因になってきます。
子どもがまだ小さい時に、抱っこ紐で抱きかかえながら、大きなカメラを持つのは大変です。
勿論、持つな!とは言いません。
頑張って持ち歩いている方もおりますし、フルサイズでも比較的にコンパクトなモデルも増えました。
ここはカメラ所持者の事情になってくるので、一般的な意見というより、自分がどう思うかを大事にカメラ選びをした方が良いということです。
メーカーの違いについて
“子どもや女性は肌をふんわり写してくれるキャノンがお勧め”
“風景なら緑を綺麗に写すニコンがベスト”
“いやいや、宮崎あおいが宣伝してるオリンパスが一番!”
などなど、ネット含め色々言われていますが、全く気にしなくてOKです。
どのメーカーを選んでもさして問題はありません。
それよりも重要視しなければなのは、そのメーカーにしかない機能や、そのカメラでしか使えない機能、そしてレンズです。
例えば、SONYの最近のカメラは特に瞳AFが優秀です。AFの性能は子どもの撮影ではとても大事で、不規則な動きに即対応できるカメラの方が失敗写真が少なかったりします。
オリンパスのOM-Dなどは手振れ補正がとても優秀です。手振れ補正が優秀ということはシャッタースピードを確実に確保できるので、ブレを軽減できます。
このようにメーカーごとにカメラの強みが違うので、そういった点に着目してメーカー選びするのはありだと思います。
たくさん撮影できるカメラを選ぶ
子どもの成長はとても早いです。
日々の忙しさに追われ、シャッターを押せなくなる日もしばしば。
パパさんなどは仕事で、朝も一瞬、夜帰ったら寝てるということも多いと思います。
気付いたら子どもも一歳に。あの時もっと撮っていれば!なんてことの無いように、一瞬一瞬を大事にシャッターまでの機動力の高いカメラを選ぶことが大事になってきます。
となると、コンデジが一番?ということになりますが、一概に間違いではありません。
昨今、高級コンデジの普及が凄く、コンデジなのに大型カメラなみに綺麗に撮影出来るモデルも増えてきています。
ただ、センサーサイズは一般的に小さくなるので、もっと肌の質感まできめ細かに撮りたい!という方などはもうちょっと大きなセンサーのカメラを選んだ方が良いと思います。
ここが人によって考え方、捉え方が変わってくるポイントなので、時間をかけて考えてください。
カメラがどんだけ大きくなっても綺麗に撮れた方が、モチベーションに繋がる!という方はフルサイズ機を。
外に持ち出しやすく軽量なモデルで、尚且つカメラの練習もしていきたい!という方はAPS-C機を。
とにかくコンパクト重視!でも写りも綺麗でありたい!という方はMFTやコンデジを。
上記は例になるので、実際に店頭でカメラを見て触って自身に合うモデルを探すことが一番です。
その中で、写りと携帯性の妥協点がつくカメラを選んであげるのが間違いないと思います。
動画も撮りたい、高感度に強いモデルが良い
写真だけでなく動画も撮りたい!という方もいると思います。
最近のカメラであれば、ほぼ動画機能が付いているので、動画撮影も可能ですが、メインは写真機。動画に弱いモデルも多いです。
そういう方は動画でどこまで求めるのか、そういった点を踏まえカメラ選びをしてみましょう。
また、夜しかゆっくり会えないというパパさんだと、高感度撮影に強いカメラを選んだ方が幸せになれます。
一般的にカメラは暗い場所での撮影が不得意です。
なので、センサーサイズが大きく、高感度に強いとうたっているモデルを探してあげると良いと思います。
このように、子どもの撮影でも目的が異なるとカメラ選びも変わってくるので、何を一番に求めるのかを考えてみることも重要です。
最後に、RAW現像について
長々と書いてきましたが、まとめると、
“自分が何を一番に求めているか、それに強いカメラはどれか、その中でも機動力の高いモデルは、モチベーションが上がるのは”
といったカタチで選んでいくと良いと思います。
その際、カメラの種類や、センサーサイズの基本を知っているのと知らないのとでは違うので、少しカメラの種類について学んでおくと失敗が無いと思います。
カメラは頻繁に買い替えるものでもないですし、それなりに値段もするので、慎重になり過ぎるくらいで選んであげた方が良いと思います。
最後に、RAW形式で撮影するかどうかという点。
ママさんは勿論、パパさんも仕事に家事に子育てに、怒涛の日々を過ごすと思います。
シャッターを切りまくっていくと、写真もたくさん。それを一枚一枚RAW現像出来る時間があるのなら、した方が良いと思いますが、厳しい方も多いと思います。
なので、JPEG+RAWで撮影することをお勧めします。
時間が出来たらゆっくりRAW現像していきましょう。
そういった意味では、自身の中で、JPEG撮って出しでも、もっとも綺麗な写真が撮影出来ると思えるカメラを選んであげるのもベストな選択の一つかもしれません。
(余談ではありますが、私はこの理由で富士のカメラを導入しました)
長文となりましたが、これからカメラを買いたい!という方にも参考となると思いますので、是非、一読しカメラ屋へ足を運んで実際に見て触ってみてください。
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