前回の記事にて、“写真を勉強するのに最適なカメラ”ということで【GH4最強説】を書きました。
勿論、フルサイズやAPS-Cよりもセンサーサイズは劣っていますし、そういった最新機と比べると厳しい結果になります。
でも、マイクロフォーサーズという点を受け入れれば、動画も静止画もこんだけ撮れたら良くない!?ってなるカメラです。
価格(現在では生産終了の為、中古価格)や性能、使い勝手などをトータル評価をした上でコストパフォーマンスは高いカメラだなぁと。
そんなべた褒めしているGH4ですが、実際にどんな絵が撮れるのか、今回は私が実際に撮影した写真を紹介したいと思います。
使用レンズ

今回使用したレンズは、「LEICA DG SUMMILUX 15mm F1.7 ASPH.」。
35mm換算で焦点距離30mmの広角よりの単焦点レンズ。
ちなみに開放F値はF1.7と明るく、センサーサイズが小さいマイクロフォーサーズでも開放撮影でボケ感ある写りを楽しめます。
広角よりの単焦点は引いて良し、寄って良しと使い勝手が良いので、1本あると便利です。
作例紹介
全てRAWデータで撮影しRAW現像した写真になります。
構図など「ん?」といった写真もありますが、写りをメインに見ていただけたらと思います。
感想
撮って出しは厳しくてもRAW現像で化ける
ISOやホワイトバランスなど含めたフルオートでの撮影下ではJPG撮って出しは、そのままシェアするには厳しかったりすることも多々あります。
特に曇りや暗い場所などではそういった結果が顕著に出やすかったりします。それでも十分綺麗ですけどね。
上写真を見てもらうとわかる通り、RAW現像することで色の諧調が大きくなり、写真に奥行きが出てきます。
構図と撮影条件を選べば、RAW現像で良い写真に仕上がるわけです。
毎回RAW現像するのは確かに面倒な作業になりますが、変化が激しいだけに結構楽しいです。
暗所撮影は厳しいが固定すれば大丈夫
センサーサイズの影響もありますが、暗所は弱いです。
ISO3200でノイズが悲鳴を上げます。
シャッタースピードを遅くしてもブレる可能性が高くなるので、三脚などを用いて固定撮影するのが良いかと思います。
先ほどの作例にて、最後の2枚は固定して撮影したものになるので、ISO感度は低くシャッタースピードも遅くして、F値を上げているので、空のグラデーションや建物もシャープに写ってるのがわかります。
夜間撮影では固定して撮影することで、ISO問題はある程度カバー出来ると思います。
最後に
“シャッタースピードや絞り、ISO感度やホワイトバランス、設定した結果がもろに現れる”
“カメラの性能ではカバーしきれないので、撮影者個人の腕で如何様にも変わってくる”
触って撮影して、写りを見て、現像して仕上げてみて、最後まで通して見てみると、“カメラしてるな”という印象が強いです。
前回の記事でも言いましたが、そういった意味も込めて“写真を勉強するのに最適なカメラ”だと思います。
もし気になった方はレンタルなどで一度使用してみることをお勧めします。
ちなみに、前回、今回の記事を通して、GH4が気になったけど、やっぱりJPG撮って出しでもそれなりの結果が欲しいという方は、GH5も検討してみても良いかもしれません。GH5ならAFも強化されていますし、2000万画素近くあり、ボディ内手振れ補正付きでブレも安心です。
ただ、動画と静止画、両方欲しいという方に限ります。
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