モノクロ撮影ってしてますか??
モノクロ撮影するには、フィルムカメラですと、モノクロ専用のフィルムを用意して撮影する必要がありました。
でも、デジタルカメラなら、ピクチャーコントロールなどで簡単にモノクロを楽しめます。
デジタルカメラを持ったとき、モノクロ撮影やセピア撮影をしては、「なんか雰囲気ある写真じゃない?」なんて何も考えなく撮影してました。
これもまた写真撮影の楽しさですよね。
写真を撮影することが楽しくなって、撮影する機会が増えていくと、モノクロ写真がとても難しくなっていくような気がします。
私もそうなのですが、モノクロ撮影っていつ使用すればいいの?なんて、わからなくなってきます。
今回は、モノクロ撮影をする際に意識したいポイントを押さえて、今後の撮影に活かしていきたいと思います。
モノクロ撮影でのポイント
光と陰を意識する

モノクロ撮影時は当たり前ですが、色情報が無くなり、白と黒のみになります。
真紅の薔薇の色や、澄み切った青空、ネオン街も全て白と黒の世界になります。
白と黒も視覚的に色と認識してしまいますが、モノクロでは、白が明るい部分、黒が暗い部分で表されます。
上の写真を見てみるとわかるように、日差しが白く差し込んでおり、日陰部分は真っ暗です。
このようにモノクロ写真では“明るさ”と“暗さ”、“光”と“陰”を意識して撮影することが大事になります。
形状や模様などが特徴的

色情報が無い分、模様や輪郭など写真から見て取れる印象が強くなります。
柄や文字(看板)、そして形状が変わったものをより強調したい時、モノクロ撮影はとても活きてきます。
特に形状が変わったものは光源からの明暗のコントラストが強くなったりするので、立体感や奥行きが強くなり面白い写真になります。
レトロテイストな被写体
遊び疲れた(笑)公園の遊具や、昔のポスターや看板、少し時代を感じさせるような風景や被写体をモノクロ撮影すると、どこかノスタルジックな雰囲気に仕上がります。
こういった被写体を見つけた際は、カラー撮影をして、現像ソフトなどで比較して見て好みの方を選ぶのもアリだと思います。
夜景とISO感度

夜間での撮影ですと、適正露出や手振れの関係でISO感度を上げることになります。
通常撮影ですと、あまりISO感度を上げることは画像が荒くなってしまうので好まれませんが、これを逆手に取ると、粒子の粗い古めかしい写真の表現としても使用できます。そして、これはモノクロ写真との相性がとっても良いです。
モノクロで夜景を撮影する際は、シャッタースピード優先でISO感度を気にせず撮影すると良いでしょう。
ストリートスナップ感

偶然性を楽しむストリートスナップでもモノクロは適しています。
色情報が無いことで面白い構図がうまれたりすることがあるからです。
何気なく撮影した雑居ビルの路地裏や自販機などでも、モノクロにしてあげることで、何かストーリー性があるように見えてきたり面白くなります。
プロの写真をお手本にする
モノクロ写真を想像すると、森山大道さんが出てくる人が多いのではないでしょうか。
ストリートスナップを大量に撮影しており、その大半がモノクロ写真になります。
都心部でのコントラストの強いモノクロ写真は、色々なストーリーを見る人によって考えさせられるような写真です。
いざ、モノクロ写真を撮影しよう!となっても、いつものカラー撮影と違うので何を撮影したらよいのかな?なんて考えてしまいますが、いつも通りに撮影してみることで出来上がった写真が目新しく楽しいと思います。
プロのモノクロ写真を参考にしつつ、気軽にモノクロ撮影を楽しんでみましょう。
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