先日公園に行ったのですが、紅葉が綺麗な季節になってきましたね。
黄色、赤のコントラストは本当に綺麗ですよね。
紅葉というとThe秋!って感じですが、肌寒さや時期的には冬って感じです。
そんな撮影日和な日々が続いている今日この頃、突然ですが、カメラの背面液晶モニターを使用していますでしょうか。
私が初めてデジタル一眼レフカメラを持った時、アナログ魂をちょっと引きづっていたので、カメラはファインダー覗いて撮影するのが醍醐味じゃ!なんて偏屈でした。
今では液晶モニターの便利さを知り、両方使用しています。
今日は何気なく利用している液晶モニターについて再考してみたいと思います。
撮影方法
液晶モニター云々を説明する前に、撮影方法についてちょっと触れておきたいと思います。
写真を撮影する方法として大きく分けると、被写体をカメラを通して見て撮影する方法と、見ないで撮影する方法の2通りがあります。
見ないで撮影する方法をノーファインダーやノーファインダー撮影などと呼んだりしますが、これはカメラを手にもってあらゆる高さ、角度を調節しながら好きに撮影することで、思いもよらぬ写真が生み出せる楽しさがある撮影手法になります。
液晶モニターやカメラの構造上、必然的にノーファインダーになってしまうこともありますが、これは後で説明します。
意図して見ないで撮影する場合を除き、ほとんど、何を写したいのかカメラで確認しながら撮影すると思います。
その際、何を見て確認するか。
カメラにはコンパクトデジタルカメラやミラーレス機、一眼レフと色んな種類がありますが、どのデジタルカメラにも液晶モニターが付いていると思います。
カメラのレンズを通して入ってきた光はセンサーに当たり、デジタル化され液晶モニターに写し出されます。ライブビュー撮影と呼ばれます。EVF(電子ファインダー)も同じになります。
OVF(光学ファインダー)は、今見ている景色をそのまま覗いているものとなり、デジタルデータではありません。OVFの場合、ファインダーがどこにあるか、一眼レフカメラならミラー、プリズムで反射、屈折させるので、実際に撮影したものと誤差が生じます。
カメラで被写体を確認し撮影する際は、液晶モニターやファインダーを見て撮影するのが一般的です。
最近のカメラはWi-Fi等でスマホやタブレット、PCでの操作が可能なカメラも増えてきています。接続された端末上の画面にて被写体を確認し撮影する手法も増えております。
液晶モニターの種類

昔は液晶モニターはカメラの背面に付いているものが当たり前でした。
このようになっており、主に、撮影したものを確認したり、設定変更画面として使用されることをメインに考えられていました。
今は時代のニーズとともに、液晶モニターも使い勝手の良いように進化しています。
解像度も高くなり、ライブビュー撮影しやすいように工夫されていってます。
チルト液晶
(※Panasonic 公式HPより引用)
チルト液晶も後で説明しますバリアングル液晶も、カメラから液晶が独立したような作りになっています。
チルト式とも呼ばれ、液晶モニターを縦に角度を変えられるようなものになります。
これの良いところは、下部や上部からの撮影に適しているところです。
背面に付いている状態ですと、下からのアングルで撮影をする際、這いつくばってファインダーを覗くか、液晶モニターを確認する必要がありましたが、チルト液晶では、上部に傾けてあげることで、上から液晶モニターを確認し撮影することが可能です。
上部からの撮影も同様で、手を上に伸ばした状態で撮影する際、下部に傾けてあげることで液晶モニターが確認しやすくなります。
この角度はメーカーや種類によって異なります。
180度角度が変えられるモデルでは、自撮り用として人気が高く、主にコンパクトなカメラに採用されていることが多いです。
バリアングル液晶
(※キャノン 公式HPより引用)
どんな方向からの撮影にも対応出来るのがバリアングル液晶になります。
上部や下部、自撮りは勿論、色々な角度に調整できるので、撮影場所や状況に柔軟に対応できるのが強味です。
バリアングル液晶がとっても活きてくるなと個人的に思った点は、三脚なので固定して撮影する場合。
どんな角度に設置したとしても、撮影者の見やすい面に液晶モニターを調整できるのは素敵ですよね。
このように液晶が動かないモデルですと、かなり地面スレスレで撮影する際や、カメラを上部に上げて撮影する際など、ファインダーは勿論、液晶モニターでの確認も取れない状態で撮影することがあります。
これが、構造上、必然的にノーファインダー撮影せざるを得ない状況です。
液晶モニターの利便性
色々説明書きをしてきましたが、今回は液晶モニターの利便性について考えてみることがメインなので、以上を踏まえて利便性を見ていきたいと思います。
確認しながら撮影できる
OVFだと撮影した後に撮影された画像を確認することになるので、暗かったら、絞りやシャッタースピード、ISO感度を調整しようとなりますが、液晶モニターであれば、常にプレビュー表示されている状態なので、確認しながら撮影ができます。
EVFでも勿論確認しながら撮影できますが、液晶モニターの方が解像度が高く、何より大きくて見やすいので。
ピントが合わせやすい
液晶モニターはマニュアル操作での愛称が良いんです。
その理由はピント合わせ。
AF(オートフォーカス)で撮影した場合、意図せぬ所にピントが合っていることありますよね。
特にF値が低い場合、被写界深度(ピントが合っているように見える範囲)が狭くなるので、ピント合わせがシビアになります。
そんな時はマニュアル操作に切り替え、液晶モニターで拡大表示するとピントを合わせやすくなります。
先ほど同様、EVFよりも大きく見えるので、しっかりと合わせることができます。
まとめ
まとめると、
液晶モニターは確認しながら撮影でき、MF(マニュアルフォーカス)でのピント合わせに最適。
アングルを変えられる液晶モニターは色んな場所から撮影する際にとても便利。
となります。
私自身がファインダー撮影に固執していた偏屈さを考え直したのも、これらの点を再認識した為です。
特に、マニュアル操作で撮影する機会が増えたこともあり、AFでファインダー撮影していた時より、MFで液晶モニターで確認しながら撮影した方が合わせたいポイントにピントが合っていることが断然多くなりました。(ただ単に、自分が下手なだけかもしれませんが)
ライブビュー撮影が絶対良くてファインダー撮影が悪いというものではありません。
一眼レフなどではモデルによって、ライブビュー撮影時AFが極端に遅かったり、動作がもっさりすることもあります。
撮影する状況で上手く使い分けていくと、液晶モニターはもっと便利になります。
コメントを残す