高画素っていいの?高画素カメラのメリット、デメリット

高画素カメラのメリット、デメリット サムネ

つい先日、SONYより約4,240万画素の高解像モデルのデジタル一眼カメラ「α7R III」が発表されました。
Nikonでも約4,575万画素(D850)、Canonは約5,060万画素(EOS 5Ds R)という高画素モデルを発売してます。

最近では、大体的にうたわれてなくなりましたが、一時期「このカメラ〇〇万画素!」とド派手なポップが飾られてたり、画素数が高いほどいい!というカメラなのだという風潮がありました。かくいう私も画素数が高いほどいいでしょ!と思っていました。

確かに画素数が高いのは悪いことではありませんが、今はそれだけでは判断できないほどカメラは多機能になってきています。
今回は、画素数だけに振り回されないように、そのメリット、デメリットについて調べていきたいと思います。

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そもそも画素数ってなんじゃ?

パソコンのディスプレイ解像度を調べると、1024×768や1280×1024といった数値が書いてあると思います。
1024×768なら、横に1024個の点、縦に768の点で構成されており、この点が画素になります。

高画素のメリット、デメリット

トリミングしても綺麗

写真は点(画素)の集まりであり、その点が多ければ多いほど高詳細な写真が撮影できるようになるというわけです。

高画素撮影

↓トリミングすると↓

トリミング画像

上図のように、仮に4800万画素のカメラで撮影したと仮定した写真でトリミングします。もしトリミングした画像が元の写真の縦横1/2、つまり全体の1/4の比率であれば、1200万画素になるわけです。後に説明しますが、1200万画素でもA3程度のプリントなら十分ですからね。1/4のトリミングで、これは凄いことです。
注目したいのは、元の写真とトリミングした写真では見える印象が違う点ですね。

高画素であればあるほど、こういった画像調整や表現に活かせるのはメリットですね。

大きく引き伸ばしてプリントしても綺麗

また、紙媒体にて、とても大きくプリントする際も綺麗に出力できます。
紙媒体で仕事する場合だったり、作品を作る上でA2、B2など大きく印刷することが多い場合は画質を劣化せず出力できます。

高画素ってメリット尽くしなんじゃないの!?ってなりそうですが、デメリットもあります。

容量がデカい

画素数が増えると単純に情報が増えるので、写真一枚の容量がデカくなります。
特に、RAWデータで保存した場合、SDカードはすぐパンパンになってしまいます。

価格が高い

一般的に高画素モデルになればなるほど、カメラの価格は高くなります。
先に紹介した、SONYの「α7R III」は約40万円します。安い中古車なら買えてしまいそうですね。

写真をPC上でしか使わなかったり、プリントもA3くらいであれば1200万画素くらいあれば十分と言われています。
つまり一般的な使用であれば、高いお金を払って4000万画素以上のモデルが必要なのか?といった疑問が出てくるわけです。

フラッグシップ機の画素数が低いのはなぜ

Nikonの最上位機種とされる「D5」は約2,082万画素、Canonの上位機種とされる「EOS-1D X Mark II」は約2,020万画素となってます。

私も調べていて、初めて知ったことが多いのですが、高画素だとデータ容量が大きくなり、書き込みが遅くなります。よって、連射速度に影響してくるわけです。

また、画素数が増えると受光面積が小さくなります。綺麗な写真を撮影する大前提として、光を取り込む量が多ければ多いほど良いとされています。また感度にも強くなるので、暗所での撮影にも向いています。

「センサーのサイズが一緒であれば、受光面積も同じではないの?」

私も最初そう思いましたが、実際は構造的に画素数によって受光面積は変化していきます。

受光面積の比較図

上図のように素子を設置する上で仕切りなどが必要となり、結果的に1画素から4画素に増えても1素子の大きさは変わってきてしまうのです。結果、受光面積が変わってくるわけです。

フラッグシップ機は、主に報道、スポーツなどに使用されることが多いので、高速連射や高感度撮影に強いカメラが求められるのだと思います。

勿論、メーカーは画素数が高く高速連射や高感度撮影に強いモデルを作ろうと日々研究しており、カメラはどんどん進化しているので、将来的にはこの状況は変わっていくと思います。

まとめ

まとめると、画素数が多いと、

・トリミングしても綺麗
・大きく印刷できる
・写真のデータ容量が大きい
・価格が高い

といった特徴がみられます。

先ほど、フラッグシップ機の画素数について書きましたが、利用する側が何に使うかによって必要性が変わってくることがわかります。

遠くのものまで綺麗に撮影したい人はトリミングできた方が良いこともあると思います。
商業誌や広告などのポスター用に写真を撮影する場合なら、高画素の方が安心です。
データ容量もSDカードをたくさん持ち歩けば良いですし、価格も仕事上は勿論、自身の価値観が合えば、納得の価格だと。

SONYにはα7Sシリーズという、「高感度」に特化したモデルが存在します。
こちらは1400万画素という画素数ですが、画素数を抑えることで、一つの画素が取り込める光の量を増やし、感度の強いモデルになります。
かなりエッジが尖ったものになりますが、今は画素数だけでは判断できないほど、いろいろな機能がついています。

画素数だけに振り回されず、どの機能が自分にとって必要なのかに重点を置いてカメラを選ぶと良いのでしょう。


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高画素カメラのメリット、デメリット サムネ

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2 件のコメント

  • トリミング図の赤線、各辺が元の1/2になってますよ?
    これだと面積は1/4(1200万画素)だけど。。
    赤線のサイズおかしくないかい?

    • 通りすがり 様

      コメント、ご指摘ありがとうございます。
      大変失礼いたしました。ご指摘された通り、1辺が1/2になっていたので、コチラで修正させていただきました。

      あらためまして、ありがとうございます。

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