狙ったところにピントが合わない?被写界深度は奥が深い!

被写界深度を決める3要素 サムネ

写真撮影表現の楽しさの一つにボケがあります。

被写体を浮きだたせ、何をどう見せたいのか、その度合いで写真の雰囲気がガラリと変わらせることができます。

被写界深度 サンプル画像1

上の写真を見ると、手前と後ろの方が軽くボケていますが、フラワーベースに植えられた花々が綺麗に並んでいる様子がわかります。

被写界深度 サンプル画像2

この写真を見ていただくと、場所の情景はわかりませんが、蕾や花開いている様がわかります。

花が並んだ写真ではその部屋の情景を、花開く写真では季節の変化などを感じたりすると思います。
同じ花でも、写し方によってその写真の捉え方もかなり変わってくるのがわかりますね。

もちろん、被写体をどこに配置するかというものでも大きく変わってきますが、上の2枚の写真はピントの合う範囲が大きく関係しています。

これは「被写界深度」と呼ばれるもので説明できます。
被写界深度とは、ピントの合っているように見える範囲のことをになり、ピントを合わせた部分の前後の幅が広い状態を“被写界深度が深い”、狭い状態のことを“被写界深度が浅い”といいます。

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被写界深度の調節方法

被写界深度の“浅い”、“深い”はどのように調節することで撮影が可能なのか。

1.絞り値(F値)
2.焦点距離
3.撮影距離

被写界深度は上記3つの方法で決まります。

1.絞り値(F値)

絞り値による被写界深度の違い

絞りは開ければ開けるほど、言い換えるとF値が小さければ小さいほど、被写界深度は浅くなります。

2.焦点距離

焦点距離による被写界深度の違い

焦点距離は長いほど、被写界深度は浅くなります。
つまり、広角レンズより望遠レンズの方がボケやすくなるわけです。

圧縮効果
焦点距離が長い望遠レンズにて、被写体にピントを合わせた時、背景がボケやすくなることに加え、被写体と背景の距離感が少なくなる「圧縮効果」と呼ばれる現象が起きます。被写体がグッと引き寄せ、目立たせることができ、ポートレートなどで好まれる手法になります。85mm〜135mmなどの焦点距離で人物撮影されるのはこのような理由になります。

3.撮影距離

撮影距離による被写界深度の違い

撮影距離は、短ければ短いほど被写界深度は浅くなります。

まとめ

絞りと被写界深度の関係は有名ですが、焦点距離は意外と知らない人も多いと思います。

つまり、絞り値も焦点距離も撮影距離も、普段何気なく撮影していると気にしなかったりするところで、被写界深度の幅が変わってきているわけです。

絞りも焦点距離もレンズによるものなので、手持ちのレンズでの被写界深度の調節には限界があります。
望遠レンズはキットレンズなどで最初に手に入ることが多いと思いますので、絞り値を固定し、広角端と望遠端にて被写体の写り方の違いなどを見てみると、被写界深度の違いが手軽にわかると思います。

被写界深度を意識しながら撮影すると、ピントが外れてしまうことも少なくなってくると思うので、お試しください!


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被写界深度を決める3要素 サムネ

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